最近DIYで作ったのはブックカバーです。レザークラフトは綺麗な縫い目が重要です。それには等間隔に穴をあける道具が必要なのですが、手元になかったので代わりにフォークを使いました。手触りの良い素材を選んだので、本を開くのが楽しみになりました。
こんにちは。STORES 決済 でAndroidアプリエンジニアをしている Yamaton です。今回は、既存のBitrise環境にあたらしいAndroidプロジェクトを追加する流れをまとめます。「既存プロジェクトにはBitriseが入ってて便利だけど、新規プロジェクトはどんな手順でBitriseを導入するんだろう」という方の参考になれば幸いです。
この記事は2025年6月時点の情報を元に作成しています。
0. Bitriseアカウントの作成
今回はすでに社内でBitriseを利用しており、アカウントも組織も存在していました。そのため、新たにアカウントを作成する手順は割愛します。
1. 新規プロジェクトの作成
Bitriseの管理画面にログインし、プロジェクト追加を開始します。
まず、どのワークスペースに追加するかを選択します。
ここは普段使っているワークスペースを選択すればOKです。
続いて、リポジトリの連携方法を選択します。今回はGitHubを利用しているので、「GitHub」を選択します。
BitriseからGitHubへのアクセス権限が必要な場合は、ここで認証を求められることがあります。
リポジトリの一覧が表示されるので、今回Bitriseに連携したいAndroidプロジェクトのリポジトリを選択します。
2. BitriseとGitリポジトリとの連携
リポジトリ選択後、Bitriseがリポジトリへのアクセス権を確認します。
必要に応じて「Add SSH Key」などの操作が求められる場合があります。ただし、GitHub連携の場合はほとんど自動で進みます。
ここでは特別な設定は不要でした。
3. Androidプロジェクトのセットアップ
BitriseとGitリポジトリを連携するとブランチを指定する画面が表示されます。 通常はmainやmasterを選択しますが、運用に合わせて任意のブランチを選択してください。
続けて、Bitriseが自動的にプロジェクトをスキャンし、ビルド設定を提案してくれます。
この工程はBitriseの管理画面上で進みます。Android Studioなどローカルの操作は不要です。
スキャンが完了すると、推奨されるワークフローやビルド設定が表示されます。
内容を確認し、特に問題がなければそのまま進めます。
ここでBitrise上でプロジェクトを見分けるためのアイコンの登録があります。スキップも可能なので、適当な画像がない場合はスキップします。
4. ワークフローのカスタマイズ
今回はBitriseが自動生成したデフォルトのワークフロー(bitrise.yml)をそのまま利用します。
プロジェクトのワークフローメニューの中に、Configuration YAMLというメニューがあります。選択すると、bitrise.ymlの管理方法に関するダイアログが表示されます。その中の「Download bitrise.yml」ボタン押下でファイルを取得し、Androidプロジェクトのリポジトリにコミットします。
これでCI/CDの設定ファイルがプロジェクトに追加されます。
まとめ
Bitriseの導入は、一度流れを掴めばとてもスムーズです。
特にAndroidプロジェクトの場合、Bitriseが自動で多くの設定を提案してくれるので、初回導入のハードルも低めです。
以上、Bitrise未連携のAndroidプロジェクトをBitriseに導入する手順でした。