2024年4月19日に『Ebisu.mobile #5〜モバイルアプリの品質改善どうしてる?〜』を開催しました。
Ebisu.mobileとは、恵比寿周辺で働くモバイルアプリエンジニアが日々の開発で得られた知見を共有する勉強会です。平日のランチタイムにオンラインで開催しています。
登壇内容
今回は STORES から3名が登壇しました。
発表内容 | 登壇者 |
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MetricKitで予期せぬ終了を検知する話 | @nekowen |
GitHub Copilotのススメ | @marcy731 |
Compose Compiler Metricsを使った実践的なコードレビュー | @tomorrowkey |
MetricKitで予期せぬ終了を検知する話
nekowenからはiOS13から提供されているMetricKitについて紹介しました。MetricKitを導入したきっかけは、CrashlistyicsやTestFlightのレポートにあがってこないシステムによって強制終了されたケースを調べるためでした。同じようなケースで悩んでいる方は導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
発表後の質疑応答
Q) QAチームから報告をもらったとのことですが、クラッシュが起きたことは誰でも見えるのでしょうか?
A) Apple Developer Programに招待されていればXcodeOrganizerを使うことで誰でも見ることが可能です。XcodeOrganizerにはTerminationという項目があるので、その数値の増減によって気づくことができます。より詳細な情報を知りたい場合は、MetricKitを導入するのが良いと思います。
Q) サーバを立てないと、MetricKitのデータは見ることができませんか?
A) 独自で持っているサーバやDBに対して、データを送って検証するものなので、データの扱い方は考えないといけないです。FirebaseAnalyticsを使っていれば、データを一緒に送ることもできるので、特定のケースだけを見るのであれば、それを活用することもできそうです。
GitHub Copilotのススメ
marcy731からはGitHub Copilot、Business、Enterpriseそれぞれの機能やCopilot for XCodeのCode Suggestions、Chat、Copilot Chat in GitHub.comについて紹介しました。iOS開発においてGitHub Copilotの導入を検討している方の参考になれば嬉しいです。
発表後の質疑応答
Q) GitHub Copilot Chatはリポジトリのコードを全部読み込んだ上での提案なのですが?それとも対象のファイルだけの読み込みなのでしょうか?
A) Chatをする時にファイルを選ぶことができます。指定のファイルを選ぶとそれに紐づいた内容を元に返答できます。
Compose Compiler Metricsを使った実践的なコードレビュー
tomorrowkeyからは、Compose Compiler Metricsについて紹介しました。
STORES ブランドアプリではJetpack Compose移行を推進しており、そのなかで効率的なコードレビューをするためにCompose Compiler Metricsを利用しています。単純にCompose Compiler Metricsをレポートするだけではあまり有益な情報にならないので、プラグインを作成しコードレビューにどのように活かしているか話をしました。プレゼンの途中での「Compose CompilerナリキリQuiz」が好評でした。
ご参加いただいたみなさまありがとうございました! 次回『Ebisu.mobile #6〜WWDC & Google I/O スペシャル!〜』を6/26(水)12:00〜開催します。ぜひご参加ください。
また、Ebisu.mobileをはじめ、さまざまなイベントを開催しております。イベント情報はXで投稿していますので、 STORES Tech (@storesinc_tech) / X やconnpassのフォローをお願いします!
また、モバイルエンジニアも募集中です。ぜひお話しましょう。