DroidKaigi 2024 に登壇しました!
こんにちは、STORES 決済 Androidチームのみっちゃんです!
この度は「実践!難読化ガイド」というタイトルで、人生で初めてDroidKaigiに登壇させてもらいました。
これは私一人の力で実現できたことではなく、STORES のAndroidチーム全員の協力があってできたことです。
このブログでは、セッション内容を考えるところから登壇までの流れをどのようにチームで乗り越えたのかをお話ししようと思います。
みんなでセッション内容を考えるぞ!
今年2024年の5月9日にDroidKaigi CfS ネタブレスト会が開催されました。
STORES のAndroidエンジニア達がチームの垣根を越えて参戦します。
直近1年でやったことを業務内外問わず書き出して、自分がこの一年頑張ったこととDroidKaigiへの需要がマッチするポイントをみんなで模索しました。
自分では「こんなこと、きっとみんな知ってるし、需要ないよね、、」と思うことでも他のエンジニアからすると「ぜひ話してほしい!」という内容だったりします。つまり、自分の経験やスキルが他のエンジニアにとって需要があるのかどうかは、意外にも自分では把握できていないということです。
だからこそ、全員で、全員分のセッション内容を考えました。
みんなで考えたのはセッション内容だけではなく、伝え方についてもたくさんアドバイスをもらいました。
例えば、
- 対象者を明確にする
- セッション対象にする技術について学習する意義を伝える
- このセッションで得られるものや、このセッションのゴールが何か明確に示す
- 40分に耐え得るセッションになりそうか説得力を持たせるために大体の目次を提示しておく
などです。
これを踏まえて実際に私が提出したセッション内容はこちらです。
そして最終的には、社内のAndroidエンジニア全員がセッションを提出するに至りました。
採択されたぞ?!?!!
今年も本当にたくさんのセッションが応募されて、STORES からは運よく私のセッションが採択されました。
いつかDroidKaigiに登壇してみたいなぁとは思っていたものの、そのいつかが今とは!とびっくりしました。
夢が叶うという嬉しい気持ちと、こりゃ忙しくなるぞ...という不安が同時に押し寄せ、せめぎあい、不安が勝ちました。
というのも、私はセッションを提出した時点ではまだあまり難読化の知識について自信がなかったからです。
採択されてから死ぬ気でキャッチアップすればいい。まずは魅力的なセッションを提出することが最優先だ、と考えていました。
という経緯で、死ぬ気でキャッチアップすることが確定した、というわけです。
でも大丈夫です!だって STORES には超絶強強💢ムッキムキ💪エンジニア😤💻達がたくさんいるワケですからネ‼️😅💦
詳細を詰めるぞ!
この不安を払拭するためには兎にも角にも進捗です!進捗は全てを解決します!
幸い、知識がないなりにこういうことを話したいという構想はセッション提出時点で既にありました。
40分に耐えうるセッションになりそうか説得力を持たせるために大体の目次を提示しておく
これを意識していたからです。
また、全員で考えたセッション内容だったので、コンテンツとしてもレビューは通っている状態ではあります。
つまり、あとは自分の用意した目次に沿って全力で調べ上げるだけ。
ドキュメントを片っ端から読みあさり、実際に手元で検証し、わからないところはどんどん先輩に質問しました。
また、内容を詰めている最中に本当にこの内容は魅力的なのか、みんなが聞きたい話なのかが不安になった時は社内のAndroidエンジニア全員を招集して相談会を開かせてもらったりしました。
登壇直前!リハーサルをやるぞ!
私は同時通訳を承諾してセッションを応募しました。そして同時通訳ありに選出されたので翻訳の都合上すこし早めに資料を提出する必要がありました。
具体的には、DroidKaigi自体は9月11~13日でしたが、資料の提出期限は8月31日まででした。
死ぬ気でキャッチアップし、死ぬ気でスライドを作ります。
スライドが完成したので、レビュー兼登壇リハーサルということでまたしても社内のAndroidエンジニアを招集します。
ここでスライドに対してたくさんFBをいただきました!
- 配色を見やすく(実際に投影した時にコントラストがはっきりしてないと見にくい)
- 参照箇所にリンクを置く
- 最初にこのセッションのゴール的なスライドを入れる
- 現在どこまで話が進んでいるのか分かりやすくする
- ページ数を入れる
- 目次の進捗がわかるスライドを挟む
- できるだけ図や絵を追加して直感的に分かりやすくする
- 禁則処理を意識して文章を追加する
- 終盤にまとめスライドを追加する
- 参考文献一覧スライドは、リンクのタイトルとリンク自体を統合して表示しているとSpeakerDeckにあげた時にただの文章になってしまうのでリンクタイトルとリンク自体は分ける
40分での起承転結やセッションの目的が意識された良いスライドになりました。
スライドの全貌をみたい方はこちらをご覧ください。
登壇当日!いくぞおおおおおお!!!
最前列はピンク一色!! うちわも作ってもらいました!!!
とっても楽しく暑い登壇でした!!!暑すぎて途中で上着を脱ぐなどのハプニングもありました!!!
謝辞
一貫して私の登壇をサポートしてくださった STORES のAndroidエンジニアのみなさん、うちわを作ってくれたえんじぇるさん、娘の初めての運動会のごとくたくさん写真を撮ってくださったiwaiさん、そして登壇を見に来てくれた全ての方々に感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。 素晴らしい体験になりました。
とても大変で不安も多かったですが、今は、絶対にまた登壇したいという気持ちです。
余談
ちなみに私はDroidKaigiの当日にスマホを失くしました。
普段滅多に利用しないタクシーを、調子に乗って利用しました。
その日のドライバーさんは妙にせっかちでした。
私が乗車するや否や車が走り出します。まだシートベルトすらつけていない私は急な発進に体も頭も追いつきませんでした。
「前の車を追ってください!」とでも私は言ったのでしょうか?
こうしてパニック状態のまま降車し、しばらくしてスマホをタクシーに置き去りにしたことに気づきます。
信じられませんでした。
顔面蒼白、足の力が抜けて、指先が冷えていくのを感じました。 人生で初めてスマホを失くしました。今までに感じたことのない緊張感でその場からしばらく動けませんでした。
というわけでDroidKaigiの登壇は、スマホを失くしたことに比べると全く緊張しませんでした。
ご参考までに。
(p.s. スマホは取り戻せました)