はじめに
こんにちは! STORES でソフトウェアエンジニアをしている @m0nch1 です。
今回は GitHub issues に新しく追加された Preview 機能の1つである Sub-issues について紹介しようと思います。
Sub-issues は GitHub Projects と組み合わせることでより便利に機能するものになっており、GitHub Projects での活用例についても紹介しようと思います。
ちなみに STORES ではバックログの管理に GitHub Projects を活用しているチームが多く、日々活用しながら開発を進めています。
Sub-issues
改めて今回紹介したい Sub-issues について簡単に紹介します。
Sub-issues はこのブログ執筆時点ではまだ Public Preview の機能であり、使うためには waitlist の登録が必要です。
機能自体はその名の通りで、issue に親子関係を持たせられる機能です。
issue の description 下部に表示されるボタンから作成、もしくは既存の issue を紐づけることができます。
sub-issue 作成時に便利な機能もいくつか備わっており、作成と同時に Assignee や label, projects を設定した状態で作ることができます!
さらに、Create mode sub-issues
にチェックを入れて作成すると連続して sub-issue を作ることもできます。
これは便利...
もしくは issue のサイドバーから親とする issue を設定することもできます。
現時点では 1つの親 issue に対し最大 100 個の sub issue を追加でき、最大 8 レベルまで入れ子にすることができるようです! docs.github.com
(こんなに入れ子にすることはなさそうだけど...)
GitHub Projects と組み合わせる
進捗がひと目でわかる
GitHub Projects で sub-issue を持つ issue を表示すると以下のようなプログレスバーを表示してくれます。
これまでも tasklist を使って似たようなことはできましたが、Sub-issues の方が視覚的にわかりやすくなったと思います!
親 issue をキーに検索ができる
このように親 issue に紐づく sub-issue を絞り込むことができます。
GitHub Projects の table ビューを表示し、parent-issue で絞り込みをして Sprint の設定やストーリーポイントの設定などをラクにすることができます!
ちなみに、table ビューではセルをコピーペーストできるので有効活用しましょう!
まだまだ進化しそう
Project 設定が自動化されるかも
We will also shortly release a new workflow to keep a all child issues synced with a project which the parent already belongs to.
discussions の description に上記のように記載があります。
tasklist などで convert to issue したことがある方は「Project とか Sprint も自動でついたらいいのに...」と思った方も多いのではないでしょうか...!
Sub-issues ではこの辺りも便利になっていきそうです。
ついに blocked_by がくるか...!!
これは全 GitHub Projects ユーザー待望の機能なのではないでしょうか。
thanks for the feedback, we've had this come up a lot and our future plans include the ability to define dependencies like blocks/blocked-by and eventually potentially custom relationships as well.
この discussions からは目が離せませんね!
おわりに
今回は進化した GitHub issues のうちの1つ、Sub-issues を紹介しました。
GitHub のブログでは、Sub-issue 以外にもさまざまな便利機能が Preview されているので要チェックです!
新機能ってなんだかよくわからないなと思って敬遠することもあると思うんですが、触ってみないと本当に勿体無いと実感しました!
みんなで積極的に使い、そして feedback をしてもっと使いやすいものにしていきましょう!
GitHub をみんなで使いやすいものにしていけば、世界中のアプリケーションがもっとよくなる。世界が潤う。
そう思っています!
では、良いお年をお過ごしください!