はじめに
テクノロジー部門QAグループの梅内です。 私は2023年8月からQAグループのテスターとして働いているのですが、QAは全くの未経験で入社しました。入社から約1年、やっと慣れてきたなと思っていた2024年7月にQAグループ内での新チームが発足し、新OSや新端末の対応方針の策定や、動作確認・検定の管理をする「保証スコープ管理チーム」の所属となりました。
「保証スコープ管理チーム」発足から約3ヶ月間、さまざまな課題に向き合いながら業務を進める中で、スケジュール管理やフロー整備、外部とのやり取りなど、多岐にわたる業務を経験しました。本記事では、その過程で取り組んだ業務や身につけたスキルを振り返り、自身の成長についてまとめます。
そもそもQAって何?を知るには以前記事にさせていただいたこちらをぜひご覧ください。
チーム活動概要
活動期間
- 2024/9/19~2024/12/27
チーム編成
- スタート時は3名、その後は他PJとの兼ね合いなどで途中からメイン1人+サポート1人体制となった
発足の背景
- 新OSや新端末のリリースに伴い、これまで各プロジェクトごとに対応していた保証範囲の管理や動作確認・検定のプロセスを、より効率的に進めるために本チームが発足 全体を統一した基準で管理することで、作業の抜け漏れを防ぎつつ、各プロジェクトの負担を減らすことを目的としている ※なぜこれらの動作確認や検定が必要なのかについては、また別の回でお伝えします
業務内容と改善
主な業務内容
- iOS/Androidの新OS動作確認
- iOS/Androidの新端末購入〜動作確認
- Mac新OS動作確認
- Chrome新バージョン動作確認
外部検定
- 外部との連絡、検定端末の送付、社内申請など
フロー作成 / 修正
課題1:動作確認の工数を削減したい!
内容
各タスクの工数調査の中で、半年間で発生したOS起因のWEB管理画面に関する不具合報告が0件だったことがわかり、WEB管理画面の動作確認を正式版リリースのタイミングのみで実施し、RC版リリース時の工数を削減した。
成果
新OSリリース時のRC版でのWEB管理画面テスト実施を削減した結果、1つのOSにつき2〜3時間の工数削減となった。
課題2:アップデートされていないフロー/そもそも存在しないフロー があるので修正・作成したい!
内容
フローが古いままになっていたり、存在していなかったりする。 今後別メンバーがjoinした時や、別メンバーに実施をお願いする時に参考になる資料に修正(作成)したい!
成果
各フローを最新の内容に更新または新規作成した。 2つの新規資料作成と6つの資料修正を行った結果、他チームの方でも分かりやすい資料に仕上げることができ、実際に次のチーム編成の際に引き継ぎがスムーズに行えた。
苦労したこと・工夫したこと
スケジュールの管理
iOS、Androidそれぞれの新OS/新端末のリリースを常にキャッチアップし、優先度を考えながらスケジュールを考えるのが難しかったです。
工夫した点は、毎朝必ず新OSや新端末の情報を確認する時間を設け、キャッチアップした内容やリリース時期を一つのスケジュール表にまとめて、常に確認できるようにしていたことです。
動作確認フローの作成
成果の部分でも記載しましたが、この3ヶ月の期間で2つのフローを作成しました。
実際にフローを1から作成してみると、理解しているからこそ省いてしまう部分があり、『誰でも初見でわかる資料を作成する』ということに苦戦しました。そのため、実際に動作確認を行ったことがない方にレビューをお願いし、そのフィードバックを参考に修正を重ねた結果、誰でもわかりやすい資料を作成できたと思っています。
これで終わりではなく、今後資料を作成する際も、常に『誰が見ても1人でできる』ような資料作成を心掛けていきます。
できるようになったこと
スケジュールの管理
スケジュールの全て把握しておくのは難しくても、自分に合った管理方法を見つけたり、キャッチアップをルーティーン化することで漏れなく管理できるようになりました。 その結果、タスクの優先度を整理しやすくなり、急な予定変更にも柔軟に対応できるようになりました。また、やるべきことが明確になったことでチーム内での調整や共有がスムーズになり、業務の進行がより効率的になったと感じています。 ですが、今回の管理方法が業務内容によって合わない可能性もあるので、今後も常に自分やチームのスケジュール管理方法はアップデートを行っていきます。
外部会社との連絡
検定を通して外部会社の方と連絡を取ったり、社内で申請を行ったりと初めてのことばかりでした。しかし経験者の方に教えていただきながら、なんとか期間内に検定を完了させることができ、この経験は大きな自信に繋がりました。また、自分自身で経験したからこそ、フロー資料のわかりづらい部分を修正することができ、次の担当者にも良い形で引き継ぎができたのではないかと思っています。
終わりの言葉
最後までお読みいただき、ありがとうございました。このブログを通して、3ヶ月間の活動や成長を振り返り、新たな発見や課題も見つけることができました。この経験を活かし、今後さらにスキルを磨き、チームやプロジェクトに貢献できるよう努めてまいります。今後も活動内容などについて沢山発信していこうと思っているので、引き続きよろしくお願いいたします!