こちらは STORES Advent Calendar 2022 20日目の記事です。
はじめましての人も知っている人もこんにちは。STORES テクノロジー本部で今の所唯一CTO室とエンジニアリング室を兼務させてもらっている、エンジニアの ur_uha と申します。経歴などは zenryaku-profile を御覧ください。
私は今年3月に STORES(当時 hey)にジョインし、CTO室/エンジニアリング室を兼務しながらさまざまな事柄に携わらせてもらっています。
また、先月 STORES People という STORES の中の人を知ってもらうメディアに「技術支援も採用も。「自分から仕事を取りに行」き、CTOとVPoEを支える」という題で取材させていただきました。
本記事では今年ジョインし、まだ10ヶ月ほどですが STORES People をベースに私の成果をアドベントカレンダーでできる限り伝えてみます。
主に以下の3つ観点で進めて行きます。
- 採用
- 技術
- 組織/人
それではここまでの紹介では書ききれなかった私の成果をご覧ください。
採用
採用に関してはポテンシャル採用(新卒採用)と中途採用それぞれについて、採用戦略から面談/面接などを担当しています。
特に STORES はポテンシャル採用に関して去年から力を入れており、今年は新卒市場のエコシステムに会社の採用戦略をほぼゼロからアラインすることに注力しました。
ポテンシャル採用
実際にアラインし、来年からも座組として回せるようにしたことは以下になります。
- 逆求人イベント通年参加
- 短期インターン企画
- 採用プロセス/基準整備
- メンバー(エンジニア/PM)の巻き込み
逆求人イベント
逆求人イベントは多くの会社さんが参加されているイベントですが、STORES も通年で参加できるようなスケジュールを組むようになりました。
イベント前後のフローのドキュメント化、逆求人イベントに参加する STORES メンバーの巻き込みなどを行い回数のスケールを行えるようにしました。
一方、通年出続けることで新卒市場での認知度や会社自体の魅力づけなどさまざまな課題が見つかったところもあり、会社としてまだまだ制度についての認知などやらなければいけないことがたくさん見つかりました。
今後一層力を入れて逆求人イベントには参加して行きます!
短期インターン
STORES は中長期インターンや採用時に体験入社はやっていたものの、ある程度学生をマスで集客できる短期インターンなどはやっておらず、今回 STORES で初めて短期インターンをゼロから企画し運用・パッケージ化を行いました。
その名も「hey tech camp」(※ インターンの段階ではまだ社名が hey だったため)
後日談に詳しいことが載っているのでぜひ御覧ください。初回にしてはインターン応募数が100人超と比較的学生にもリーチできており、来年以降さらにブラッシュアップし、STORES の名物企画にしていきたいと目論んでいます。
採用フロー/採用基準
こちらも STORES の未来を作っていく方々ってどのような人がいいんだっけ?という観点から採用フロー/採用基準を策定しました。
インターンなどもそうですがこれらは1回策定したから「完成」というわけではなく、今後の会社のフェーズおよび市場情勢に合わせて柔軟に変えていく必要があります。
私が3月ジョインだったため、完全に新卒市場のエコシステム上に上手くアラインできたか?というとちょっと荒削りな部分も多いですが、2025卒への採用戦略の下準備は十分に整って来たかな?と感じています。
来年は1月から戦略が展開できるため、もっとポテンシャル採用に関わるメンバーを巻き込み拡充を図って行きます。
中途も同様に戦略などは引き続きやっていきます。
技術
STORES は hey として会社が生まれてからはまだ日が浅いですが、各々のプロダクトを有する会社を経営統合しながら大きくなってきた背景もあり、各プロダクトの歴史は8〜10年と積み重なった歴史があります。
また、STORES はオーナーさんに対してプロダクトの紹介用のサービスサイトも用意しており、そのサービスサイトも一見ブラウザの表示は他のサービスとなんら変わりがありませんが、インフラ構成などは複雑になっています。
サービスサイトは集客・サービス導入という観点からマーケティング要素的に重要で、更新頻度も比較的高いです。しかし、デプロイなどにも工数がかかる、サービスサイト自体のインフラの構成の全貌を知っている人が社内にいないなどいろいろな問題を孕んでいました。
そこで、私が一旦構成から As-Is を洗い出し、To-Be をある程度描く形で対応を行いました。また、横断的な技術課題はどうしてもステークホルダーが多くなります。そこで自身がイニシアチブを取りながら他部門のステークホルダーと対話や決定事項をとりつつ、技術的な対応などは別のエンジニアを巻き込んで手伝ってもらいながら推し進めています。
実はこの課題、今年で終われる内容ではなく少なくても1〜2年は向かい合う形になります。特定の path でリクエストが行われた場合、nginx が別の AWS のグループの VPC へリクエストを向けていたり、まだ旧サービスのドメインへのサービスサイトへの遷移が残っている(これは旧サービスのサービスサイト自体のホスティングが別の SaaS を使用しているため、大元のサイト自体を移行していかないと解決できない)など課題は山積みです。ですが、今後の STORES の未来への投資としてじっくり向き合っていきたいと思っています。
組織 / 人
STORES は今年に入り会社全体としての評価制度などが整備され運用に入っています。そこで、起案という形である部門のチームの目標設定に携わらせて頂きました。また、EM 候補のエンジニアのメンタリング/コーチングなども担当し、無事 EM として現在は社内でものすごくバリューを発揮してくれています。
個人的なアクションとしては上記のエンジニアとのコミュニケーションも含めて、STORES のプロダクトのチームすべてに必ず一人以上話せるエンジニアとの関係値を作ったり、他部門のメンバーや経営陣とも定期的に 1on1 を行うことで、横断的なアクションや今後の経営戦略なども踏まえて自身がある程度動きやすい状態を形成していっています。
特に「技術」の部分で触れたサービスサイトなどは方針・意思決定含めて他部門のステークホルダーとのコミュニケーションで、あらかじめ関係値を作っておくことでコミュニケーションプロトコルのズレを極力抑えた状態でプロジェクトを推進できたりと上記の活動が一役買っています。
これは来年もまた新たな施策などが動くのでより範囲を広げて継続していく予定です。
終わりに
STORES は今あるプロダクトが個々に頑張るのではなく、各々のプロダクトが繋がりそして1つのプラットフォームの様にオーナーさんのお商売を助けていくフェーズを目指していきます。
その中で、採用や制度、組織など大きく変わっていく状況です。
3月にジョインし横断組織の一員として、STORES の未来を支えていくためのお手伝いが少しはできた10ヶ月かな?と思っております。そして STORES のみなさんがオーナーさんにより良いサービスを届けられるような組織にしていくため来年も今年以上に成果やアクションをし続けて行きます。
また、STORES は引き続きポテンシャル/中途も採用をバリバリやっています。もし興味がある方、気軽に twitter などで DM でもいいですしカジュアルにお話から始めませんか?一緒に STORES を大きくして行きませんか?お待ちしております!