こんにちは、技術広報のえんじぇるです。
3月1日、2日にRails Girls Tokyo 16thを開催し、maimuさんと一緒にオーガナイザーをさせていただきました。Rails Girls Tokyo 15thに参加した時は次回のRails Girls Tokyoを自分が開催するとは思ってなかったのですが、開催できてよかったですし、Girlsの方にもオーガナイザーという関わり方を知ってもらえればと思い、ブログをしたためます。
一緒にオーガナイザーをしたmaimuさんのブログはこちら▼
Rails Girlsを開催しようと思った理由
私はRails Girls Tokyo 15thにGirlsとして参加しました。自分にはできないと思っていたプログラミングがちょっとできたし、ちょっとわかったことが面白くて、参加できて本当によかったなと思いました。その後、RubyKaigi 2023に参加したときもRails Girlsで知り合った方々に再会できて嬉しかったり、Rails Girlsに参加してましたよね?と声をかけていただくこともあり、Rubyコミュニティにどっぷり入るきっかけにもなりました。
Rails Girls参加後にCTOの藤村さんと論より動くもの.fmで感想を話す回を収録したのですが、以下が編集時にカットした部分です。
藤村:えんじぇるさん主催したほうがいいですよ。
えん:え、オーガナイザーってことですか?
藤村:そう。STORES でやりたくないですか。
えん:やりたい。会社でやりたいと思いました。
藤村:でしょ。いいと思うんだよな。
えん:会社でやりたいですね。会社でやったら社内の人も巻き込めるし。
と、藤村さんからオーガナイザーをやることをおすすめされました。 言われた直後は自分にできるのか自信がなかったのですが、Rails Girlsの場を色んな人にも体験してもらいたいという気持ちがあったので、RubyKaigi 2023で江森さんに「Rails Girlsやりたいです」と伝えた記憶があります。
2人オーガナイザー
RubyKaigi 2023から時を経て、ある日Rails GirlsのSlackで東京のオーガナイザーをやりたいという投稿がありました。オッと思って見てみると、イベントでお話したことがあるmaimuさんでした。STORES で開催するRubyistめぐりなどのイベントにも来ていただいていたので、人となりも知っており、maimuさんと一緒にできるならめっちゃ心強いと思いました。
maimuさんはプロダクトマネージャーの経験があり(それを知っていて大いに甘えていた部分がある)、開催までのタスクを洗い出し、期限を決めてとRails Girls Tokyo 16thにおいてもプロジェクトマネジメントをやっていただきました。定例ミーティングの前にはアジェンダを作ってくれたり、私が忘れてそうなタスクにはリマインドしてくれたりと、maimuさんがいなければ無事開催されていなかったことでしょう。ありがたい。1人でオーガナイザーをするのは不安…という方は、お知り合いのRubyistを誘ってみるのもいいのではないでしょうか!
Rails Girls Tokyo 16thのテーマ
ロゴ制作にあたって、テーマを決めようとmaimuさんと初回のミーティングで話しました。私は参加してほしいなぁと妄想していた人たちをイメージしながら、今回のRails Girlsがどういうものだと嬉しいのかを考えました。私にとってRails GirlsがプログラミングやRubyコミュニティへのきっかけだったこともあったので、「プログラミングへの入口」というテーマになりました。このテーマを元に作ってもらったのが虹のウェルカムアーチです。
デザインの裏側については、今回のデザインを担当したmoegiさんが紹介してくれています。
moegiさんもRubyKaigiやイベントで何度か会ったことがあり、デザイナーをされていることも知っていたので、moegiさんにお願いできないかな?と思い立ってしまったことから、デザインをお願いしました。期待していた通りの素敵なクリエイティブで、引き受けていただけてよかったです!
オーガナイザーとしての難所
応募開始までの準備や開催までの準備など色々ある中で、どなたに参加してもらうのかを決めるのが一番むずかしかったです。江森さんにもアドバイスをいただきながら進めたのですが、絞っても絞っても絞りきれず、うーんうーんと悩みながら決めました。この難所もmaimuさんに「どう思いますか?」と相談できたので、2人でオーガナイザーをするのはよいですね。
あとこれは難所ではないのですが、準備段階では決めることが多いです。前述の通り、ほとんどのタスクをmaimuさんが進めてくれていたわけなのですが、迷ったり困った時には前回参加した経験を活かせたこともあり、百聞は一見にしかずを実感しました。つまり、今回参加されたみなさんは経験値があるので、オーガナイザーできます。
開催当日
イベント当日は運営することに全集中してしまっているので心の余裕があまりないのですが(いつもそう)、Girlsのみなさんが真剣な表情でコーチの話を聞き、手を動かしている姿にはグッとくるものがありました。社内のメンバーも何名かGirlsとして参加していたのですが「見てみて!」と完成したアプリを嬉しそうに見せてくれて、私も嬉しくなりました。
そして、2023年にRubyコミュニティで出会ったみなさんとRails Girls Tokyo 16thを作っているのが嬉しく、その事実を噛み締めては幸せな気持ちになってました。コーチにもこれまでお会いした方がたくさんいて、2023年の総集編のような2日間でした。
というような話を STORES のスポンサートークとしてもお話しました。(STORES はRails Girls Japanの年間スポンサーをしていて、今回は会場を提供しました)
アフターパーティでは、コーチLTと松田さんにコミュニティの話をしていただき、江森さんが共著『はじめてつくるWebアプリケーション 〜Ruby on Railsでプログラミングへの第一歩を踏み出そう』を恵贈いただいたので、じゃんけん大会をしました。盛りだくさん!
KPTを実施した
せっかくmaimuさんと2人で実施したので、開催後にKPTのミーティングをしました。その一部を紹介します。
Keep
スポンサーLTやコーチLTで制限時間を設けたこと
私はカンファレンスのLTが好きなんです。時間に間に合うのか間に合わないのか、どんどん早口になっていくあの雰囲気が大好きなので、その雰囲気を少しでもGirlsの方たちに味わってもらいたい&ワークショップで手を動かす時間を確保するために制限時間を設けました。「ああ、もう時間がないから後で聞いてください!」と締めるトークもありLTの雰囲気を味わってもらえたんじゃないかと思います。SNSでの盛り上げ
maimuさんが開催にあわせて、Rails Girls TokyoのXにポストをしてくれていました。当日だけじゃなく、suzuriでのグッズ販売やコーチの公開などもまめに投稿していただいたので、ワークショップ当日が近づくまでのワクワク感もありました。
Problem
飲み物を注文しすぎた
今回は朝〜夕方のアフターパーティまでをふまえて、飲み物、お弁当、軽食、お菓子などを注文したのですが、飲み物が余りがちでした。イベントで飲食物の発注はむずかしい。最適な発注ができる方がいらっしゃいましたら、コツを教えてください。当日キャンセル問題
当日にキャンセルされる方がいることを考慮できていませんでした。ワークショップの2日前に参加者の方に向けてリマインドメールを送ったのですが、1回だけじゃなく複数回送ることで、キャンセルの連絡を促せたのではないかと思いました。
Try
- 参加者の方が書いたブログをまとめたい
ありがたいことに参加後にブログを書いてくれたGirlsやコーチの方がたくさんいます!感想ブログを見て「次回は参加してみたい」と思う方がいるはずなので、Rails Girls Japanのブログに参加レポートまとめを投稿予定です。
まとめ
Rails Girls Tokyo 15thに参加した時に社内向けに書いたレポートでは
プログラミングの第一歩目を楽しくいい経験にしたいという運営の方の気持ちを感じた2日間だった。そして、その場を支援できていることもとてもうれしく思った。
と感想を残していました。自分がオーガナイザーをやってみて感じたのは、オーガナイザーだけじゃなく、スタッフやコーチ、スポンサーの方も、このRails Girlsという活動を心から応援しているからこそ、2日間のワークショップが充実した時間になるんだとわかりました。関わっていただいたみなさん、ありがとうございました!
またRubyコミュニティで会いましょう!