はじめに
こんにちは。heyで STORES 決済 の Androidアプリ開発をしている Yamaton です。普段は趣味のDIYと業務を掛け合わせて、 決済カードリーダーをワイヤレス充電する記事(★1)を書いたりしています。今日は、 STORES 決済 のエンジニアが日常どのようにVOC*1に対応しているかをお伝えします。
VOCのキャッチアップ
heyは基本的にオープンコミュニケーションです。プライバシーに関わることや、個人情報などの秘匿すべき情報以外は、共有されます。コミュニケーションはSlackのパブリックチャンネルで、ドキュメンテーションはesaを利用しています。VOCに関しても、秘匿すべき情報を除外した内容が投稿される専用のチャンネルがあります。
このチャンネルで共有されるVOCを日々ながめて「オーナーさんがよろこんでくれてる」や「利用者視点ではそこが使いにくかったのか」と一喜一憂しています。
議論する場もある
Slackチャンネルをながめるだけでは、VOCに対応できないので、議論する場が用意されています。月に1回、VOCを一覧にして議論する会議体です。CSとPMが中心となり、議題によって各領域のエンジニアが適宜参加します。ここからプロジェクト化して対応するのですが、その内容は、heyが去年スポンサーした DroidKaigi2021 で、事例紹介として作成した記事(★2)に詳しく書かれていますので、興味のある方はご覧ください。
Slack上でワイワイ対応がはじまる
また、VOCの内容によっては、メッセージのスレッドで調査が始まり、即対応が決まることもあります。
CSメンバー自身も「アプリが自動で?」と疑問を感じつつ始まったスレには、モバイルエンジニアやフロントエンドエンジニア、PMまでがわらわらと集まりました。
モバイル「Webのショートカットですよね?」 フロント「じゃあショートカット作成のサジェストを外します?」 CS 「これ実はアプリなんですよ」 モバイル「えっ?」 CS 「ロングタップすると、アイコン削除じゃなくて、アンインストールになるんです」 フロント「あー、これはショートカットじゃなくて、PWAですね」
といった具合に会話が進み、最終的にはフロントエンドチームが巻き取って仕様を決め、その月のリリースに含まれて世に出ることになりました。そんな改善大好きなフロントエンドチームの紹介記事(★3)が先日公開されました。
おわりに
プロジェクト化されて、あるいはSlackでのやりとりがきっかけで、STORES 決済のエンジニアが日々どのようにVOCと向き合っているのかが伝われば幸いです。 最後に、お約束の採用関連のページリンクを載せておきます。
記事紹介
★1
★2
★3
*1:=voice of customer、お客様からいただいたご意見