STORES Product Blog

こだわりを持ったお商売を支える「STORES」のテクノロジー部門のメンバーによるブログです。

「コードが書けるデザイナー」が 本気でエンジニアを目指した話

どうも、ゆーみん ( id:yuuminnn ) です。

STORES 決済のプロダクトデザイナーから STORES 決済のフロントエンドエンジニアになって、4ヶ月経ちました。

いままで「コードが書けるデザイナー」として仕事してきて、どうしてもチームと一緒に仕事したかった理由と、今のチームと一緒に仕事して感じた良かったことについてお話します。

コードが書けるデザイナーのままじゃいや

コードを書き始めた理由は、シンプルに「好き」です。英数字を入力するだけで物が動けるようになることが不思議で可愛くて、今でも日々このワクワクを感じています。

大学はデザイン専攻で、卒業制作のサイトを作るため独学でコードを書き始めました(ActionScript 3 だった)。卒業後はデザイン+マークアップというスキルセットを持って、最初はスタートアップで、そのあとはフリーランスとして仕事をしてきた。小さい会社や案件からすると人件コスト、開発コミュニケーションを下げられて、ほどほどの市場価値でなんとか生き抜いてきました。

そして hey に入社、ありがたく hey ではじめて一人でフレームワークを使ってゼロからサイト構築を経験できました。Nuxt.js とヘッドレスCMSを使ってNetlifyにデプロイした静的サイト。ちょっとだけフロントエンドエンジニア気分を味わえました。

でもこのままじゃいやだ。

縦に技を掘りたい

何がいやというと、シンプルに「好きだから、強くなりたい」です。

ずっと小さいプロジェクトを一人でやってきたので、相談できる壁打ち相手が最初から少ない。そしてコードは無事に動くものであれば、設計や構造などの深層部分をレビューしてくれる人もいなくて、プロジェクトを重ねることで経験を積んできたが、成長のスピードが遅いです。

コードが書けるデザイナーとして開発に携わっている状態にいて、正直ずっと伸び悩んでいました。

まさに縦に技を掘りたいときに、フロントエンドチームに声をかけられました。うれしかったです。

STORES 決済のフロントエンドチームに入ってよかったこと

思いっきり低くかがむことができた

高く飛ぶためには思いっきり低くかがむ必要があるのですね。

過去の知識を片付けないと、あたらしい知識を受け入れるスペースがないので、心を新たにゼロに戻してみた。そしてきちんとゼロから教われました。

最初の1ヶ月はオンボーディング期間。JavaScript のプリミティブ型とオブジェクト型の説明からのイミュータブルなプログラミング、SOLID 原則からのクリーンアーキテクチャ。自分の一知半解を再認識して恥ずかしく思いながら、久しぶりに勉強できたことはただただ楽しいです。

でも、勉強の楽しさを満喫している一方、アウトプットがないことに対する焦りも半端なかったです。そのとき今のリーダーに言われた、「いまちゃんと時間かけた方が、このあと早くなるから焦らなくていい」この言葉のおかげで、思いっきり低くかがむことができました。

高く飛ぶ行き先も見えてきた

フロントエンドチームで毎週月曜日に「本読み」の時間があります。プロダクト作りに関する本をチームで一緒に読み、本に書いていた内容をどうやってプロダクトに適用するかについて話し合いながら、みんなが思い描いているプロダクト・プログラミングの理想像をすり合わせ、向かう先は常に同じ軸にいることを確保しています。

そして毎月第 2 、第 4 の金曜日は「リファクタリング定期」の日、チームで集まって LiveShare 機能を使ってモブプログラミングをし、改善したいところ、改善したい理由、改善の方針を話し合いながら、改善案のパターンを試して、リファクタリングを行う。実際に切ったブランチは後日改めてレビュー・テストして、リリースする。こうやってだんだんプロダクトをみんなが向かいたい方向にみんなの手で改善されています。

エンジニアのスキルツリーは無限に広げられる、チームがやりたいことも無限にある。チームで目下に注力するべき方向を確認しながら、協力し合って前に進むことができ、あとは個人の筋肉を強化して、高く飛ぶことを目指していきます。

おわりに

4ヶ月たって、いまは少しずつ社内業務改善目的の issue 対応や、新規機能の実装などできるようになってきました。低くかがませてもらった分を早く還元できるように、引き続き頑張っていきます。正直、自分が一番楽しみにしています。

そして STORES 決済のフロントエンドチームをもっと知りたい方は、こちらの記事もぜひ合わせてご覧ください!

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