こんにちは、STORESでモバイルエンジニアをしている @tomorrowkey です。
2023年もおわりに近づいてきたので、今年のSTORES モバイルだよりをお送りしたいと思います。
半年くらいのペースでだしたいところだったのですが、前回 のおたよりから1年も経ってしまいました。 😜
それでは、STORESのモバイルプロダクトチームが今年どんな活動をしてきたか振り返りたいと思います。
各プロダクトの成長
QUICPay対応（STORES 決済、STORES レジ）
STORES 決済・STORES レジの2つのプロダクトでQUICPayを使った支払いに対応しました。
決済手段の追加はどのようなイメージをもたれるでしょうか。私自身、単に決済の方法が増えればいいんでしょう？くらいの認識しかありませんでしたが、実際に追加しようとしたらそんな単純な話じゃないんだよということをPMの視点から紹介した記事がありますので、ぜひご覧になってください。
STORES ネットショップ・レジ・ブランドアプリの連携開始（STORES レジ、STORES ブランドアプリ）
STORES ブランドアプリは昨年Shopifyと連携し、さまざまなお客様にご好評いただけておりましたが、今年は満を持してSTORES ネットショップとの連携ができるようになりました。さまざまなオーナーさんにご期待いただいていた機能でもあり、順次アプリをリリースさせていただいております。
また、STORES レジからもSTORES ブランドアプリと連携するようになり、STORES プロダクトを導入してくださっているオーナーさんにはより便利な世界を提供できたのではないかと思います。
利用者向けアプリのリニューアル（STORES 予約）
昨年オーナーさん向けのアプリのフルリニューアルをとげたSTORES 予約ですが、今年は引き続き予約者向けのアプリをリニューアルしました。
リニューアルにあたり、より直感的に利用していただけるようにカレンダー表示機能を開発しました。かなり困難な実装が求められることは想像に難しくないかと思いますが、さらにKotlin Multiplatformを使って効率的に開発できました。
その開発の裏側がPM・デザイナー、iOSエンジニア、Androidエンジニアそれぞれの視点から語られているので、ぜひ御覧ください。
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Xcode Cloud（STORES レジ、STORES 決済）
STORES レジにおいて、CI/CDツールを社内では初となるXcode Cloudに移行をしました。決め手はなんといっても管理のしやすさと、コストの安さでした。 STORES 決済も一部をXcode Cloudに移行済みです。
Xcode Cloudは他のCI SaaSと比べても圧倒的な安さがあるので、他のプロダクトでも活用を検討しています。
Swift化 / Kotlin化（STORES 決済）
STORES 決済は歴史も長いプロダクトなので、Objective-C・Javaで書かれたコードもまだ残っていました。
今年、iOSはObjective-CをすべてSwiftに移行することを達成しました。Androidも移行完了を目前としているところなので、近い将来移行できたことをみなさまにお知らせできるのではないかと思います。
SwiftUI化 / Jetpack Compose化（STORES ブランドアプリ）
STORES ブランドアプリでは、オーナーさんが作りたいアプリを簡単に実現できるような施策を考えており、おもにUIに大きな手をいれようとしています。
もともと UIKit / Android Viewベースのアプリでしたが、これを機に宣言的UIを使った実装にどんどん書き換えています。
モバイルチームの活動
プロダクト開発だけでなく、チームでのアウトプットにも積極的に取り組んだ1年でした。
iOSDC Japan 2023
iOSDC Japan 2023では弊社のエンジニアが1名登壇しました。
また、昨年に引き続きブース出展し、そこで「コードを見せる会」やSTORES Beer Bash の出張版として、「いっしょにランチを食べる会」などをやりました。
これらはiOSエンジニアが企画から携わり、どうやったら他のiOSエンジニアと楽しく交流できるか、叶うならばSTORESのことをもっと知ってもらえるかを考え抜き、昨年よりパワーアップして一緒にiOSDCを盛り上げられたのではないかと思います。
DroidKaigi 2023
DroidKaigi 2023ではSTORESでは初めてとなるブース出展しました。こちらもAndroidエンジニアが企画から携わり、どうやったら「STORESにAndroidエンジニアがいて楽しくやっていること」を知ってもらえるか考えました。
結果、多くの方とお話することができ、STORESのこと、STORESのなかにいるAndroidエンジニアのことを知ってもらえたのではないかと思います。
後夜祭
それぞれのカンファレンスの関連イベントとして、後夜祭を開催しました。
hey.connpass.com hey.connpass.com
たくさんの方にご覧いただき、より交流を深められました。
BeerBash
STORESのことを知ってもらいたい！気軽にオフィスに遊びにきてほしい！という声から、Beer Bashというイベントも定期的に開催してきました。
名前からするとビールを片手にガチンガチンワハハしてるのかと思われるかもしれませんが、好きな飲み物を片手に楽しく技術の話をしています。もちろんおいしいソフトドリンクもご用意しています。
実際に来ていただいた方もSNSで話しているとおり、転職意欲なんて気にせず楽しく話ができればいいなあと思っているイベントなので、ぜひ気軽にご応募ください。
Ebisu Mobile
今年はシリーズものの勉強会としてEbisu Mobileという名前で勉強会をつづけてきました。
hey.connpass.com hey.connpass.com hey.connpass.com
テーマを決める回もあれば、オムニバスになんでもありな回もあり、自由にやっています。私たちならではの情報提供をしていければいいなと思っています。4回目の企画も進んでいますので、ご期待ください。
モバイルLT会
モバイルプロダクトチームでは、半期に一度モバイルLT会を開催しています。
全員がなにかしらのLTをしますが、なにもモバイルに限った話をしなくてはならないわけではありません。
ある人はSwiftのメモリについて話すようなゴリゴリの技術を話したかと思えば、ある人は当たり判定について話をしたりなど、わいわい交流を楽しみます。
さいごに
今年もプロダクト開発や技術アウトプットにとても充実した一年だったんじゃないかなと思います。
昨年のモバイルだよりでもお伝えしたとおり、STORESのプロダクトはもっともっとオーナーさんのお商売に溶け込むことができると確信しています。そのためには、いまあるプロダクトのカタチにとらわれず、オーナーさんのことを考えた変化が必要だと考えています。なので、2024年はきっと組織的にもプロダクト的にもチャレンジングな1年になるのではないかと思っています。
お約束ですが、ここではオブラートに包んだ話しかできないので、カジュアル面談 や Beer Bash で、これからの話を聞いてみてください。
それでは、2024年もどうぞよろしくお願いいたします。
