2022年4月に入社したバックエンドエンジニアの板倉です。 STORES People にて、入社してからどんな気持ちで働いているかをしゃべっているのでもし良かったらぜひ覗いてみてください。
さて、リモートワークが増えてきた昨今、アイコンは認識しているけどどんな人なのか分からないという状況も増えてきたのではないでしょうか。 普段頻繁にやりとりする身近なチームメンバーとは顔を合わせる機会があっても、たまにやりとりが発生するくらいの距離感だとその人に関する情報がアイコンとテキストだけなんてこともあることでしょう。 私にとっては例えば、機能の問い合わせや調査依頼をいただくカスタマーサポートの方々がそうでした。テキスト上のやりとりに、いつもドキドキ緊張しながら文字をしたためていました。 今回は、そんな状況下で、もっと気軽にコミュニケーションをとれるようになったらやりやすいのになぁと感じていた私にぴったりだった、トークリレーという社内の取り組みについて紹介します。
トークリレーとは
トークリレーとは、お話相手を数珠繋ぎでリレーしていくカジュアルな2 on 1です。 例えば、初回は私とAさんとBさんでお話をします。次回はBさんにCさんを紹介してもらって、私とBさんとCさんでお話をします。そしたら今度はCさんにDさんを紹介してもらって…というように続きます。私の場合、トークリレーの起点となるAさんは、私の入社受け入れを担当してくれていた方でした。話す内容に縛りはなくて、なんでもOKです。このようにして、ちょっとずつ社内の人々に会うことができる機会を提供してくれるのがトークリレーです。
私の場合は、入社したばかりで社内にどんな人がいるのか分からないような状態でしたが、社歴に関わらず社内の人と交流するのに活用できます。
トークリレーを陰で支えてくれたもの
トークリレーを体験してみて、「これのおかげでやりやすかったのかもなぁ」と思ったことがありました。
まず1つは全社的なトークリレーへの理解です。 トークリレーというものが全社的な取り組みであり、社内にはトークリレーとはなんぞやというドキュメントが用意されていました。そのドキュメントでは、トークリレーの流れの説明だけではなく、話題はなんでも良いことや誰がいつ始めてもいいよ!などの前提が書かれており、トークリレーの参加者間で共通認識が持てるようになっています。このように、チームを超えてトークリレーに対する理解があることのおかげで、どこの誰をお誘いしても大丈夫でした。
そしてもう1つは、自己紹介のドキュメントです。 いきなりお話するって言ってもなにを話したら良いのか困ってしまいそうですが、 STORES では社内ドキュメントツールに自己紹介の記事を書く文化があったので、お互いの自己紹介の記事を参照しながらあれやこれやとお話しできました。また、その人に関する情報を事前に仕入れることができるのも良い点です。
トークリレー後の私
私にとってトークリレーはとても有用で、コミュニケーションのハードルが下がり仕事がしやすくなりました。 例えば、前述したカスタマーサポートの方々とのやりとりですが、新入社員だった私は依頼された調査へ返答する時、こんな情報じゃ足りないんですけど!って怒られないかな?大丈夫かな?とビクビクしていました。このような不安は、放っておいても時間と慣れが解決してくれるものかもしれません。しかし、時間と慣れを待たずともトークリレーを通してカスタマーサポートの方何名かとお話するだけで、そういう心配が無用であることを身をもって実感できました。
たとえ全員と会わなくても、社内チャットは知り合いのいない会場から歩けば知り合いにぶつかる会場になったようでした。 1回お話したことがあるという、たったそれだけなのですが、ある食べ物を一度でも食べたことがあるかないかぐらいの違いがそこにはあるように感じます。
というわけで、今回は技術のお話ではありませんでしたが、 STORES アドベントカレンダー2022の15日目の記事でした。