STORES Product Blog

こだわりを持ったお商売を支える「STORES」のテクノロジー部門のメンバーによるブログです。

JJUG CCC 2024 Springに登壇しました

概要

こんにちは。STORES のみなみ(nannany)です。 先日 JJUG CCC 2024 SpringPCI DSSの観点から見たセキュアなJavaアプリケーション というタイトルで発表をさせていただきました。

この記事では、発表の内容には触れず、登壇するまでの出来事やふりかえりを記述します。

登壇するまで

動機

登壇を目指したきっかけは、内から溢れ出る伝えたい事柄があったというよりは、STORES 全体として登壇数を増やしていこう!という波に乗ったというのが正直なところです。
また、これまでカンファレンス登壇をしたことがなかったので、一度登壇を経験してみたいという気持ちもありました。

CfP提出までの動き(~2/29)

一般的に、何らかのカンファレンスで登壇したい、となったらCfP(Call For Proposal)という発表の要旨を記述した文章を提出する必要があります。
このCfPが受理されれば、登壇することができます。

JJUG CCC 2024 Spring では、2024/2/29(閏年ですね)がCfP提出の締め切りでした。
なので、2/29までにCfPを書き上げる必要があります。

話は少しそれて、STORES では登壇をしたい人に対するサポートを手厚く行っており、週一回のペースで登壇塾なる催しが開かれています。
この場では各カンファレンスのCfPの締切管理、CfPのレビュー、発表の練習などが行われます。

私もこの登壇塾でCfPの案を複数出し、一番評判が良かったPCI DSS関連でCfPを出すことにしました。

CfP受理の連絡(~3月半ば)

発表が採択された連絡が3月の半ばに来ました。 嬉しいと同時に、ちゃんとやらないといけない、という緊張感を覚えました。

発表まで(~6/16)

4月の半ばまでは何もせずに過ごし、4月半ばにロードマップを立てました。

jjug発表ロードマップ

GWもあるし、この日程なら余裕で行けるだろうと思って立てた日程ですが、本物のプロジェクトと同じく現実は甘くありません。

結局発表前日まで必死で資料を直していました。

発表(6/16)

話す内容を頭の中で反芻しながら、会場である新宿野村ビルに向かいました。

練習でもつっかえていた部分はあったのですが、やるしかない精神で本番発表に突入しました。
本番でも早口でつっかえてしまう部分はあり、お聞き苦しいところはあったと思いますが、なんとかやり切ることができました。

ふりかえり

KPT方式でふりかえります。

Keep

登壇塾でのリハーサル

本番発表の約2週間前の6/3(月)に登壇塾にて発表リハーサルを行いました。
ここで一通り話す内容を用意できたことは非常によかったと思っています。

資料を作っていると、どうしても伝えるべきことよりも、自分の言いたいことを中心に構成をしてしまいがちなのですが、登壇塾でいろいろな意見を聞くことができたのは本当に良かったです。(皆さん優しくフィードバックをくれます)

また、人に見せるというプレッシャーがなかったら、おそらく初版の資料が出来上がるのはさらに遅いタイミングになっていたので、スケジュールマネジメント観点でも登壇塾のリハーサルをマイルストーンにしたことは非常に良かったです。

Problem

主張を固めるのに時間がかかった

内から溢れ出る伝えたい事柄があったというよりは、STORES 全体として登壇数を増やしていこう!という波に乗ったという動機に関わるのですが、きっかけが割と外発的なものだったので、伝えたいことを固めるまでに多くの時間を要したと感じています。
業務中に伝えたい、面白いことを発見する->登壇するの流れであればもっとスムーズにだったんじゃないかという思いがあります。 (ただ、登壇駆動学習という言葉もよく聞くので、これは綺麗事なのかもしれない)

発表の練習時間があまり取れなかった

私は未来の可処分時間を過大評価する傾向にあるので、20分の発表練習をするには20分かかるという現実にギリギリになって気づきました。 平日は体力が余っていないと発表練習はできないし、休日でも正味2回練習したらもうヘトヘトでした。
平日は基本練習できないものとし、休日に2回練習できる、くらいのスケジューリングが私にはあっていそうと感じました。

Try

発表のネタに目を光らせて仕事する

1つ目のProblemの仮説検証のためのTryです。
他の人に伝えたいと思えるようなことを仕事中に見つけることができたら、主張を固めるという点には悩まずに準備できるのではないかと考えています。

どのように動けばそのような伝えたいことを見つけられるかというと、今の私の考えとしては、

  • ある程度皆が悩んでいる
  • Googleで検索しても確立されたベストプラクティスがない

といった特徴の課題に自分なりの仮説を立てて取り組めば、伝えたいと思うのではないかと感じています。

感想

さいごに、初めて登壇してみての感想です。
準備は大変でしたが、トライしてみて良かったと思っています。

私は人前で発表することには苦手意識があったのですが、発表をやり切ることができて自信になりました。 また、発表を聴いていただいた方から面白かったなどの感想を頂けたことはとても励みになりました。

発表のネタを見つけたら、またどこかで発表したいですね。