こんにちは、技術広報のえんじぇるです。4月26日に『22卒エンジニアのLT大会〜STORES 初の新卒エンジニアが1年をふりかえる〜』を開催しました。
こちらはイベントレポートの後編で、下記の登壇内容と質疑応答コーナーを紹介します。前編はこちら。
- 密山 彩葉『勉強方法としてのコミュニティ活用』
- 平野 晶『入社して1年間で挑戦したこと』
勉強方法としてのコミュニティ活用
勉強方法としてのコミュニティ活用というテーマで発表を始めます。はじめに自己紹介をします。みっちゃんと申します。STORES の22卒で、STORES 決済 という決済アプリのAndroidエンジニアとして働いています。大阪に住んでいます。
今回は勉強方法について私の方から発表させてもらいますが、はじめに注意事項です。勉強方法というのは人それぞれです。私がここで話した方法が正解ではないので、すでに自分にあった勉強方法を持っているよという人は自信を持って突き進んでほしいなと思います。
勉強方法で大事なことは、自分にあっているかどうかだと考えています。では、自分にあった勉強方法って何なんでしょうか?私は自分が得意なことを勉強方法として取り込めているかどうかが自分にあった勉強方法だと思います。
では得意って何なんでしょうか?私は好きと得意は少し違うと思っていて、得意は他の人よりも少し簡単にできること、そんなに頑張らなくてもできること、あとはちょっと言い方が悪くなってしまいますが、心の中で「なんでこんなことみんなはできないんだろう」て思うようなことがあれば、それが得意なことだと思います。私の得意なことは、自分のやりたいことに人を巻き込むことです。こういう言い方をすると自己中心的でトラブルメーカーな感じに聞こえてしまうかもしれないですけど、別の言葉で言い換えると誰かと一緒に何かをすることが得意です。
コミュニティの紹介
ではこれをどういうふうにして勉強に活かしていくのでしょうか。そうだ、コミュニティに入ろう!となります。これから私が入っているコミュニティを紹介します。
まず1つ目はどすこい塾です。ちょっと名前がダサすぎてひいてしまった方もいるかもしれないですけど、安心してください。我々は決して怪しいものではございません。ここにはベテランエンジニアが数名とすごく強い若手のエンジニアが集まっていて、みんなで日々切磋琢磨して、モバイル開発に関係のあることや全く関係のないことを喋ったりしています。ここでどういう勉強をしていたかというと、初めの方は私はAndroidで画面を作るのが苦手だったので、既存のアプリのUIを模写しようと思って、私が普段使っていて大好きなZOZOTOWNを模写しました。各画面をチームメンバーで分担して実装しました。どすこい塾には師匠と呼ばれる人がいて、師匠に個人開発のレビューをしてもらったり、わからないところはペアプロをしてもらったりとかなりお世話になっております。
2つ目はDroidKaigiです。DroidKaigiはエンジニアが主役のAndroidカンファレンスで、私はボランティアスタッフとして運営に参加しています。カンファレンスの準備やミーティングもやっていますが、それとは別にもうちょっとAndroidの勉強がしたいなと思って、DroidKaigiがきっかけでできた勉強会があります。毎週木曜日にみんなで集まって、Android関連の動画を見たり、CodelabというGoogleが公開している教材みたいなものをみんなでやったり。DroidKaigiにはつよつよのベテランエンジニアさんたちが山ほどいるんですけど、その方々がわざわざスライドを作成してくれて、特別Android講義が開かれたりします。私はそれを聞くだけじゃなくて、教えていただいた内容をQiitaにまとめて公開して、より理解を深めています。
3つ目がTechBoosterです。同人サークルですね。Androidの技術書を執筆してコミケや技術書展で販売しています。私は主要メンバーではないのですが、去年の101回目の冬コミで寄稿しました。
どうしてこんなことができるのかですが、私の得意なことがあるというのもあるんですけど そもそも土台的なところをいうと、STORES で得意を活かせる柔軟な働き方をさせてもらっているからです。もし STORES での仕事が残業だらけだったら、毎日ヘトヘトになってしまうようなプレッシャーだったら、遠方からの仕事を許してくれなかったら、仕事が終わった後の時間で勉強会をやるぞとか、友達と個人開発をやるぞっていう元気は出てきません。ということで、遠方からでも柔軟な働き方をさせてくれる STORES だからこそ仕事中だけでなく、プライベートの時間でもたくさん挑戦できています。
CTO藤村の一言コーナー
えん:働き方が柔軟だからというところとは別として、すごい馬力があるなってみんな思ってると思う。
藤村:バイタリティが全然違う。
み:嬉しいです。
藤村:エンジニアの世界って仕事の世界だけじゃない。仕事の世界とエンジニアコミュニティの世界の両方があるなって、自分もRubyやHaskellのコミュニティに助けられて今まで来たみたいなところもあります。両方関わっていると視野も広がるし、目線も上がるし、いいですよね。
み:そうなんですよね。会社もいわゆるコミュニティのひとつだと思うんですけど、ひとつのコミュニティだけにいると、例えば会社で悩んでいることとか、会社のこういうところちょっと気になるなってところも、別のコミュニティで活動していると、このコミュニティではこういうことができるんだと発見できる。それを会社と比べて、自分がこういうふうに動けばもっと会社で動きやすくなるかもみたいな発見にもなるので。ひとつのコミュニティだけにいると私がうまくできなくて私が悪いのかなってなっちゃったりするんですけど、別の視点を持つことで自分のことを責めずにもいられるし、新しいカルチャーを自分のチームにも取り入れることができるし、すごくいいなって思っています。
藤村:エンジニアコミュニティと企業ってもちつもたれつというか、お互いにいい影響を与えあっている。スポンサーするのも多分それなんだろうなって。広報という要素もあるけど、単純に他のコミュニティからのフィードバックや流れ込んでくる知識とか、みんながそこで学んだり成長したりすることが会社のためになってるからスポンサーしてるんだよなって思うんですよね。
み:そうですよ。
藤村:あと人を巻き込んで何かをするのっていうのはリーダーシップなんですよね。
み:おお、なるほど。
藤村:人を巻き込むときって巻き込まれないと巻き込まれないじゃないですか。
み:進次郎構文みたいになっちゃってます。
藤村:巻き込まれるには理由が必要で、この人がこう言ってるんだからって思ってもらう必要があるじゃないですか。
み:確かにそうですね。
藤村:最近マネジメントの話がエンジニア業界では多いけど、僕はリーダーシップの方が重要だなと思っていて、人を巻き込んで何かをやるっていうのはリーダーシップの第一歩だと思うので、それをすごく感じた。
み:私は自分にリーダーシップがあると思ったことがないので、そういうフィードバックをもらえてすごく嬉しいです。ありがとうございます。
藤村:リーダーをやってなくてもリーダーシップみたいなのはあって。でも、巻き込むっていうのは明確に僕はそうだと思うので、素晴らしいなと思いました。
み:ありがとうございます。
えん:みっちゃんは仕事でも大臣をやってるんですよね?
み:そうなんですよ、大臣をやらせてもらってるので、確かにリーダーやってたわ。
藤村:大臣はCTOより多分偉い。
えん:決済のAndroidチームは大臣制なんですよね。
み:そうなんですよ。プロジェクトリーダーみたいな言い方をするんじゃなくて、なんちゃら大臣っていうんですよね。簡単なことでも大臣になれて、私はコードレビューで誤字脱字を見つけるのが得意なんですけど、この前「ここ誤字になってますよ」って言ったらそれの返信で「ありがとうございます、タイポ発見大臣」と言われて。タイポ発見大臣なんや!かっこよくないかもって思って。
藤村:Lintみたいな。
み:そうなんです、私歩くLintなんです。
えん:面白い。プロジェクトリーダーだけじゃなくタイポ発見大臣だったんだね。
み:うちのチームではちょっとしたことで大臣になれます。
えん:すぐにリーダーシップが発揮できるってことですね。
み:そうですね、リーダーシップが発揮しやすい環境になってますっていうアピールです。
入社して1年間で挑戦したこと
入社して1年間で挑戦したことと題して平野昌が発表します。CRM開発本部の平野昌と言います。SlackやTwitterはahogappaという名前で、この黄色のアイコンで、カラーコードは ffe600です。My funは趣味コードを書くこと、個人開発とかですね。最近はWebGPUが熱いとのことなので、WebGPUについてコードを書いてます。
早速なんですが、この1年間で挑戦したことを発表していきます。
1つ目がISUCONです。ISCONはロゴにも書いてあるんですけど、いい感じにスピードアップコンテストっていう、本当にいい感じにスピードアップするコンテストです。制限時間内にサーバやインフラを改善して、Webサービスを改善していきます。そうすると、計測されているスコアがどんどん上がっていって、スコアが高いチームが優勝します。このISUCONって、自分はエンジニアの統合格闘技だと思っていて、サーバの処理を変えるだけではなく、インフラの設定値を変えるとか、DBのクエリを統合するとか、DBだとしてもDBの設定を変えるとか、あとはもっとツッコんだところでいくとOSの設定を変更するみたいな Webサービスを構築する上でやれることを全部やります。去年は STORES がスポンサーをしていたので予選の確定枠をもらって、その確定枠で自分は出場しました。予選枠なんですけど毎年毎年すごい応募が殺到するので、Twitterで0次予選と言われていて、Twitter上で阿鼻叫喚があったのも高見の見物をしていました。以前から出場したいと思っていたのですが、STORES に入ってすぐにスポンサーでの確定枠があるのでやりませんか?というアナウンスがあったので、出場したいですと手を挙げて出場できました。
次は挑戦とは違うかもしれませんが、RubyKaigi 2022に行ってきました。去年もスポンサーをしていたのですが、今年はAfter Party Sponsorというスポンサーをやることになっていて、RubyKaigi終了後のパーティーの主催をやります。RubyKaigiにはRubyの開発者やOSSの開発者が集まっていて、発表を聞くという楽しみもあるんですけど、それ以外に他社のエンジニアさんがたくさん集まるのでそういう方々と交流できるのも貴重な機会だなと思っています。特に去年は久々のオフラインでの開催になったので、オフラインで顔と顔を合わせて交流できるのが貴重な機会でした。自分も登壇者の方に思い切って話しかけて会話したことが今でも思い出になっています。ネット上でもできますが、ネット上の体験とオフラインの体験では全然違いました。STORES では、RubyKaigiの前後に関連イベントをたくさんやっているので、Rubyに貢献しているなと勝手に思っています。
次は、Rust.Tokyo 2022に登壇しました。カンファレンスに登壇したいっていう思いがずっとありました。いろんなカンファレンスあると思うんですけど、会を重ねるごとに内容が濃くなって、どんどんギークになる印象があって、特にRubyKaigiは10数年と続いているので登壇者のレベルがめちゃめちゃ高いです。Rust.Tokyoは当時まだ2回しか開催されていなくて、今なら自分でも登壇できるんじゃないかと思ってCfPを提出して、採択されました。CfPも人生で初めて書いたので、思いの伝え方がわからなかったんですが、CfPを出した経験が多い藤村さんに相談に乗ってもらいました。あと発表するときのトークは日本語だったのですが、資料は英語にする必要があったので、EMの方に時間をもらって添削してもらいました。2人とも心よく添削していただいたので助かりました。登壇した感想は、Twitterで感想をいただいたりとか、発表見たよと直接言ってもらうことがあり、貴重な経験をしたかなと思います。
次は、In da STORES で発表と運営をしたことです。In da STORES は社内のテックカンファレンスで STORES の各部門のエンジニアが発表します。去年の開催時にCRM開発本部で発表したり、裏方として配信のお手伝いをしました。イベントの運営っていうすごい貴重な経験をしたんですが、RubyKaigiやRust.Tokyoとかもそうなんですけど、イベントって運営する人がいないと成り立たないじゃないですか。イベントの運営をやってる人ってめちゃめちゃ尊いなって思っていて、その運営の人がいたからこそ我々は面白いイベントを教授できてると思っています。社内のイベントですけど、運営する側に回れたのが貴重な経験でした。こういうイベントの運営ができる経験を積んだりとか、挑戦したりすることによって、今後は社外のイベントの運営にも興味が出てきました。
最後はG.I.G Japanに参加しました。これはGoogleさんが主催している資格取得のための勉強会なんですが、これも STORES がGoogleのサービスを使っている関係で枠をもらえました。GCPのPCDを無事取得することができました。これ取得しておけばGCP完全に理解したというわけではなくて、一定の知識があるってことを対外的に証明できるもの。なんですが、GCPの勉強を一人でも進められるとか、PCDの範囲であればある程度できるだろうなっていうことを証明できるので、これをきっかけに自分の知識の幅を広げたり、あるいはこれがきっかけで仕事に繋がっていけたらいいなと思っています。
挑戦から学んだこと
挑戦から学んだことは大きく分けて3つあります。
1つ目は当然なんですけど、まだまだ知らないことが技術や知識がたくさんあります。ちょっとネガティブな印象があるかもしれないんですけど、ポジティブに捉えれば、まだまだ自分には伸び代があると捉えられることができる。先ほど藤村さんが仰ってましたが、知れば知るほど知らないことがどんどん増えていくなっていうのはまさにその通りです。知れば知らなかったところがより明確になって、どんどん知っていくとまたそこで知らないことがわかる。これはもう一生勉強し続けるしかないなっていう覚悟が決まったんですけど、知らないことが明確になるスピードがこの1年間の挑戦で早くなりました。
2つ目はコミュニティはいつでも歓迎してくれること。自分は今までカンファレンスに直接参加してなかったんですけど、Rust.TokyoやRubyKaigiに行って感じたことは、本当にどのカンファレンスも運営している方はすごいあったかくて。自分が新参者だけどどうしようどうしようみたいな感じになっていても、どんどん話しかけてくれるし、自分が話しても全然嫌な顔されないっていうのがすごい経験として残っています。コミュニティっていつでも入って、いつでも貢献できるんだっていう気づきがありました。自分も何らかのコミュニティで貢献したいなっていう気持ちがふつふつと湧き上がってきました。
3つ目は挑戦か次の挑戦が見えてくる。これも1つ目に繋がるところではあるんですけど、挑戦すればするほど、どんどんやりたいことが増えていったり、やらなきゃいけないことが増えます。1つが終わったら1つ、それで終わりじゃないなっていうことを今回の挑戦から学べて、去年のやりたかったことよりも今年のやりたかったことがめっちゃ増えています。 ということが1年間の挑戦で学べたことになります。最後に、STORES で仕事をしているとどんどん挑戦の機会がやってきます。いろんなカンファレンスのスポンサーもやっていて、その特典の恩恵を受けられたり、社内カンファンレンスの運営をやれたりと、どんどん挑戦の機会がやってくるし、それは誰でも参加OKです。なので自分の覚悟を決めて、手を挙げるだけで、どんどん挑戦の機会がやってきます。挑戦の機会をくれるだけじゃなく、応援してくれる方、助けてくれる方がたくさんいます。藤村さんはCTOなのに時間をとっていただいて、個別に添削していただきましたが、なかなかないかなと思っています。そういう応援してくれる方もたくさんいるので、自分の覚悟以外のストッパーがないんです。環境は整っていると思います。
まだまだ挑戦が続くと書いてますけど、今年はあんまり参加できてないですがGo ConferenceというGo言語のカンファレンスの運営に関わったり、OSSの開発に挑戦していく予定です。
CTO藤村の一言コーナー
えん:めっちゃ挑戦してましたね。
藤村:軽やかにRust.TokyoでCfPを出して通って話すとか普通にすごい。
平野:自分も通るんだって思っちゃいましたけど。
藤村:このまま軽やかにいろんなことをガンガンやってもらいたいんですけど、次の挑戦を思いついたんですよ。
平野:なんですか?
藤村:Rust本体へのコントリビュート。
平野:確かにそうですね。Rustのコントリビュートはめちゃめちゃ興味がありますね。
藤村:それを目標にすると、中間のいろんなのも見えてくるじゃないですか。これとこれとこれがわかるんだから、これをちょっと勉強するかみたいな感じで芋づる式にやってたら、結局2年3年かかったけどコントリビュート、このままの勢いでやっているとなってしまうなと思って。
平野:いつかやりたいですね。Rustのコントリビュートのドキュメントは整っているぐらいまでは調べていて、あとはやるだけではあるんですけど。
藤村:あとは不具合を直すだけ。
平野:不具合を直すだけ。
藤村:簡単なお仕事だ。社内にRustが好きな人はいるから、みんなで集まってやってみるとかもいいかもしれないですね。
平野:秘密結社があるので。
藤村:そうなんだ。
平野:Slackチャンネルですけど。
藤村:軽やかに色々挑戦していてってノリでRust.Tokyoに登壇するのはすごいなって思って話を聞いてました。引き続き一緒に頑張っていきましょう。
質疑応答
えん:みんなさらっと発表してるんですけど、みんなすごくすごい。
藤村:新卒1年目の僕に見せたいです。
えん:新卒1年目の自分が見たら卒倒すると思います。
藤村:卒倒すると思う。
えん:ということで質疑応答コーナーにいきます。みなさんが質問を考える時間に、よく聞かれる質問に答えていきます。
Q. 新卒エンジニアとして入社して最初に任された仕事は何ですか?
藤村:僕からいきましょうか。僕は電話をとってました。大迫さんや平野さんは入社された当時、同じチームでしたよね。何をしてましたっけ?
大迫:猿田彦珈琲さんの開発をやっていましたね。
藤村:いきなりプロダクションのコードを書き始めてましたよね。
平野:気づいたら書いてた気がします。
大迫:一応GitHub見てたんですけど、最初の頃はEvalBokumetsuって書いてます。
藤村:コード品質の構造みたいなのを一緒にやって、そういうのをパスしたりしてましたね。
大迫:それで全体を把握していって、徐々に徐々に入っていった印象ありますね。テストを書いたり。
藤村:サービス開発本部のふたりはどんなことしてたんですか?
長田:今めっちゃSlackを遡って見てたんですけど、快南は新卒エンジニアとして入社する1年半くらい前から働いてたんだっけ?
野老:たぶん、それくらいかな。
長田:そんな感じだから普通にプロジェクトを回してたような気がして、僕は大学院があったので4月に入社して、多分一番最初にやったそこそこ大きいのが特商法のアップデートでプルリクが残ってましたね。月謝回数券のシステムがあるんですけど、日割りに関連する部分のシステムの修正のプルリクを上げてました。細かい修正をいろいろやってるって感じですかね。
えん:基本的には速攻でプロダクションコードを書き始めるってことになるんですね。
長田:そうかもしれないですね。
藤村:ここにいる人たちはみんなコードを書ける人たちだったっていう。
えん:みっちゃんもリファクタリング、新しい決済手段の追加って普通に最初から書いてますね。
み:そうですね。研修みたいな感じは全然なく、私が入社したタイミングが新機能開発と新機能開発の間の期間だったので、リファクタリングをやってました。その後に次の新機能開発が出てきたので、それに従事してみたいな感じで。大忙しいっていう感じではありますね。
えん:みんな入った瞬間からプロダクションコードを書きますっていう。
み:ですね。
えん:今年入ってきてくれたエンジニアの方は1名ですけど、その方ももうコードを書いてますよね。
長田:めちゃくちゃ書いてます、めちゃくちゃ進んでます。
藤村:そういう意味ではクローンして何個かドキュメントを読んだらすぐできるようになってるってのはありますよね。環境が整ってるというか。それはあるかもしれないですね、手を動かし始めるのが早い。
Q. エンジニアとして不安だったことなどはありますか?またその不安は実際に入社してみてどうでしたか?
大迫:自分は大学が生物系で、プログラミングは趣味でやっていただけだったのを仕事にしたので、やっていけるのかという心配はありました。でもやってみるとその不安よりわからないことしかなかったんですけど、その心配とか不安とかよりも、こんなにコードを書くのは楽しんだ!みたいな。そうやってひたすら書き続けたところはあるかもしれないですね。
えん:いい回答。
長田:僕も機械工学系の大学と大学院に行って、趣味でコードを書いてたので、単純にやっていけるのかという不安はありました。あとは、普通に研究をやりつつ、開発やコードを書くのが楽しくてやっていたので、毎日8時間ずっとコードを書いてて俺プログラミング嫌いにならないかなって。そういう経験がなかったので不安だったんですが、今となっては全然大丈夫でしたね。
えん:野老さん、お願いします。
野老:プログラミングとか遊びでゲームを作るのはやってたんですけど、エンジニアみたいな、設計とかはわかってなかったのでできるのか?みたいな感じはありました。でも他の人とも言ってますけど、やり始めたら始まったって感じです。
えん:平野さん、みっちゃんはありますか?
み:私は元々 STORES でインターンをさせてもらっていたので、チームや働き方に対しての不安はなかったんですけど、でもインターンと社会人で明確に違うのってやっぱり目標とか評価の部分じゃないですか。昇進昇給とか、そういうところの不安はかなり大きかったですね。ちゃんと評価してもらえるだけの働きっぷりができるかなて不安はすごくあったし、それが入社して不安が解消されたかといったら別に全然そんなことなくて、ちゃんと評価されるかなって思いながら、評価に値されるだけの働きっぷりできているのかなっていうのは日々抱えながら仕事してます。
でも自分の発表の中にもあった通り、お前目標絶対達成しねえと首だからなみたいなエグいプレッシャーをかけてくるようなチームでも会社でもないので、目標を達成しようっていう気持ちはもちろんありますけど、何よりもまずその日々の仕事が楽しいですし、楽しめています。評価されるように頑張ろうっていうポジティブな気持ちにはなってますかね。
えん:ちゃんと評価される仕事ができてるのかっていうのは、社会人何年目になってもありますよ。
み:ちょっとそれを聞けて安心しました。
藤村:僕は評価してくれる指標っていうのが会社がうまくいくかしかないので、頑張るしかないんですよね。それが難しいので、面白いんですけど。
えん:平野さんは不安要素ありましたか?
平野:どちらかというと、いい人いるのかなみたいな。社会人になるっていろんな良くない噂の方が耳に入ってくるので、ここで書かれてたあんなことが起きないだろうかみたいな不安はあったんですけど、さっきも発表した通りいきなりCTOに凸しても全然怒られなかったので、CTOが怒らないから多分いい人しかいないんだろうなって。
えん:みんないい人でよかったです。
Q. どのような人材スキル資格を求めていますか?
藤村:新しいこと、面白いこと、難しいことに挑戦し続けている人が多いです。これはテクニカルなことに限らず仕事一般でもそう。全然違うところでいうとコミュニティみたいなところだったり、チームを引っ張れるみたいなところだったりもあると思うんですけど、何かしら挑戦し続けている人が多い。そしてそれを楽しそうにやっている人が多いなって思いますね。
エンジニアっていう面でいうとやっぱりみんなそれぞれの持ち味というか、自分の持ち場じゃないですけど、自分はこういうところが得意なのでこれは頑張ろうみたいなのがある人が多いですね。なんでもできるみたいな人もいたりもするのが恐ろしいところなんですけど。それでもやっぱり強みがそれぞれの個性としてあって、それをみんなでそれをかき集めて、みんなでやるとすごいことができるみたいなやり方を会社はいいとしています。
あとはそうやって集めてみんなの面白いところとか強いところとかを集めて、大きな仕事をするのに必要なのってやっぱりチームワークなんですけど、他者を尊重しながらそれぞれの強みを活かしたりしてみんなで頑張る。他者を尊重しつつ、いい関係を作って頑張ることを大事にしている人が多いかなと思いますね。
えん:強みの集合体でありたいですよね。
藤村:そうそうそう。
Q. どのような学習支援がありますか?
藤村:例えばRubyで言うと、Rubyコミッターがいるので聞くと何でも教えてくれるというか、どう書けばいいかみたいなのは模範的なやつが出てくるっていうところはあったりして、教材がたくさんありますね。
あと他の会社でもよくあるようなカンファレンス支援や勉強のために書籍を買う仕組みがあったり、あとは不定期にGCPやAWSの資格受験のためのトレーニングの機会もあります。でも幸いなことに一緒に働く人に話を聞くのが一番勉強になる環境になっているので、フォーマルな勉強よりも、周りの人のコードを見る方がよっぽど面白いところがあります。
コードベースがいろいろあって、バックエンド、フロントエンド、モバイルもいろんなテクノロジーを使っているので、例えば自分はRubyで書いたけど、Goだとどうやって書くんだろうみたいなのもリポジトリ見てすぐ勉強になる。そういうのも意外と面白いコンテンツなんじゃないかな。大体どの会社もそうだと思いますが、僕らもどのリポジトリも全部見れるので結構面白いですね。
えん:先ほどの平野さんはこの学習支援ありますかを網羅したみたいな話をしてたので、もうあれがその通りですみたいな感じではあります。RubyKaigiも今年は30人ぐらいで行くので、そういうのはめちゃくちゃサポートしておりますという感じです。
途中でも言いましたけど、みんなの発表を聞くのがすごい楽しかったですね。
藤村:楽しかった。
えん:私、最近22卒の皆さんにいろいろ話を聞く機会が多かったんですけど、マジで自分の新卒時代を恥じつつ、今からでも遅くないぞってちゃんと成長しなくちゃ、挑戦し続けなきゃいけないんだぞって自分に返ってくる感じがあって、焦っていいですね。ということでイベントを終了しようと思います。
藤村:みなさんご機嫌よう。ありがとうございました。
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