こんにちは、STORES のえんじぇるです。 STORES は、初めてとなる自社テックカンファレンス STORES Tech Conf 2024 "New Engineering" を、2024年9月25日(水)に浅草橋ヒューリックホール &ヒューリック カンファレンスで開催します。参加は招待制となりますので、参加をご希望される方はお知り合いの STORES 社員にお声がけいただけますと幸いです。
数年前から開催したいという思いがあったので、開催できることを嬉しく思います!ワクワクとドキドキが入り混じりつつ、ゲストのみなさま、社内のみんなが楽しめるように鋭意準備中です。
先日タイムテーブルを公開しました!発表者から意気込みをもらったので、ぜひご覧ください。 storesinc.tech
キーノート
AIの時代で我々はどのようにコードを書くのか
発表者:Daisuke Fujimura
ほぼ人間並みの合理性をもった知能が登場したいま、我々に残された仕事は何なのでしょうか。また何をするべきなのでしょうか。誰もが悩むこの問題に対する暫定見解をお話しします。
New Ruby Engineering
発表者:Koichi Sasada, Yusuke Endoh, Daisuke Fujimura
笹田と遠藤は STORES の多くのプロダクトで利用している Ruby インタプリタの研究開発をしています。
我々は Ruby が「こんなふうに良くなるといいな」という思いを実現するために色々と開発を進めています。とくに笹田は並列化などによるRuby の実行性能向上、遠藤は型を用いた Ruby 開発の生産性向上を目指しています。
本発表では、我々がどのような Ruby を目指しており、その目指した先で Ruby に関するエンジニアリングがどうかわるか、そのあたりを藤村の司会で対談形式でお届けします。
トーク
繋がっていくサービスを支える開発環境作り
発表者:Shia
STORES では各サービスを繋げてもっと使いやすくする施策が多く進められています。 これにより各システムのエンジニアは複数のシステムを手元で動かす必要性が生じました。複数のサービスをいい感じに手元で連動するのは面倒くさい問題としてよく知られています。この発表では STORES ではこの課題に対してどのようなアプローチを取っているかを紹介します。
Jetpack Composeで作る楽しい金額入力画面!
発表者:chuka
STORES 決済 Android の金額入力画面には、タップやドラッグなどのスクリーン操作に応じた、可愛くて楽しいアニメーションが実装されています。 実際のプロダクトではまだJetpack Composeに移行していないのですが、金額入力画面が好きすぎたので、私なりの実装方法を考えました! 本発表では、STORES 決済 Android の金額入力画面の魅力を皆さんにお伝えしつつ、Jetpack ComposeというAndroidの新しいUIフレームワークでどのように実装するかをお話しします。
STORES の OAuth 大改造!認可対象変更までの険しい道のり
発表者: 横川太紀
STORES は、OAuth 2.0を用いたサードパーティアプリとの連携を、STORES ネットショップ、STORES レジ を利用する全てのユーザーに提供しています。 昨年の新システム(事業者基盤システム)導入に伴い、今年の 7月にOAuthの認可対象を「ショップ」から「事業者」に変更しました。 本発表では、この「OAuthの認可対象変更」という異例な変更を行うに至った 背景、設計、リリースまでの道のり、我々が直面したOAuthに関わる開発ならではの課題とその解決策についてお話しします。
プロダクトのバンドル化を見据えたプライシングにおけるデータマートの新しい活用方法
発表者:末重拓己
データ・機能面で連携する複数プロダクトをバンドル化しながら扱うスタートアップが増えてきました。 バンドル化においてはプライシングが重要なファクターになりえますが、複数プロダクトのプライシングはシングルプロダクトのプライシングよりも考慮すべき変数が多く複雑になりやすいです。 そこで、クエリやデータマートを用いることで複雑なプライシングを扱いやすくする方法についてお話しします。
複数のScrollViewが連動! STORES レジ でスプレッドシート風UIを実装しました
発表者:satoryo
STORES レジ と予約システムが連携を開始するにあたり、 レジで予約情報を表示する画面を実装したことについて紹介します。
発表では iOS アプリの UI 開発に触れつつ、 開発チームとしてのこだわりを貫くために挑戦したことをお話しします。
普段からモバイルアプリの開発に取り組んでいる方にも モバイルアプリ開発にあまり馴染みのない方にも 分かりやすく発表したいと思っていますので、ぜひ楽しんでいってください!
本当は秘密にしておきたい、STORES 決済QA 本番環境での検証の話
発表者:zukky / ricky / makky
QAチームが今取り組んでいることをお伝えしたく絶賛準備中です!
実は検証前に複雑な課題と戦っていたり、検証中は細心の注意を払わないといけなかったり… これから先、もっと良いプロダクトが届けられるように いまできることや考えていること、見据えている未来の話もお伝えしたいと思っています。
普段、QAチームとお仕事で関わっている方でも、知らなかったようなこともあるかもしれません! 新鮮な気持ちで聴いていただけるとうれしいです!
10年物のRailsアプリにキャッチアップ!〜コードを読まずに理解したかった〜
発表者:ima1zumi
STORES 予約 は今年で11年目になるRailsアプリです。長年の機能追加により「飲食と宿泊以外の用途は全てカバーしていると言ってもいい」と言えるほど汎用的な予約システムです。
しかしコードベースは機能追加を重ねた結果の複雑さが反映されており、キャッチアップは簡単ではありません。2024年4月に入社した私が、STORES 予約 のRailsを知って仲良くなるためにどんなことに取り組んだか、そして予約チームとしてどんなことに取り組んでいるのかを紹介します。
コンポーネントライブラリとして作る、ポータブルなデータ分析
発表者:原田陽紗子
データ分析β(社内通称: moana)は STORES の各プロダクトのデータを一元収集・分析し、オーナーさんに提供するプラットフォームです。 一方でこのデータを各プロダクトの管理画面上にも表示したいというニーズが高まっています。 そのために、データの取得と UI の表示をまるごと提供するウィジェット風のものを、コンポーネントライブラリのようにパッケージングしようとしています。
クロスフレームワークを実現するためのリアルタイム試行錯誤の様子をお伝えします。 様々な会社が集まった経緯のある STORES ならではの特色を感じていただければと思います。
ポスター
未来のSTORES PCI DSS対応
発表者:上原 悠輔 (uskey512), 西村 駿人 (nhayato), 東瀬野 丈史, Soh Satoh (soh)
クレジットカードを取り扱う事業者/システムが準拠すべき国際セキュリティ基準(PCI DSS)についての発表です。 今年の春のブログエントリーでは、これまでどのように STORES 決済 がPCI DSSに準拠してきたかという現在の話ですが、 今回は将来の我々がこういうことができたら!と思っている未来について発表します。 開発エンジニア/セキュリティエンジニアという部署・ポジションをまたいだ混成チームのため、お互いがこうしたいな〜と思っていることもお話できそうです。 ポスター形式のため、実際に対応しているメンバーとインタラクティブにお話ができると思います!ぜひお越しください!!
マルチテナントSaaSにおけるPush通知配信のパフォーマンス改善
発表者:西川輝
STORES ブランドアプリ は SaaS プラットフォームで、各事業者が独自にPush通知を配信できる機能を提供しています。 そのため、複数の事業者の配信が集中する時間帯があり、システムへの負荷や配信遅延が課題となっていました。 加えて、通知の開封状況、ブロック率の計測やクーポンの配布など、STORES ブランドアプリ 固有の要件が存在するなかで、どのように課題を特定し改善を進めていったのか、その取り組みと今後の展望についてご紹介します。
STORES のプロダクト一覧とシステム構成
発表者:石坂 淳
STORES が提供するプロダクトの内容とその技術的な全体像に関するポスター展示となります。ポスターの内容自体はリリース済みのプロダクトに関するものとなりますが、今後の製品展開や展望などについても (可能な範囲で) お話させていただこうと思っています。 STORES が提供するプロダクトとその技術的な全体像、その現在と未来を理解していただく一助となれば幸いです。
予約を入れられるか?クイ〜〜ズ by STORES 予約
発表者:nfujiu
予約と聞くと比較的シンプルなドメインだと想像しがちですが、STORES 予約 では非常に複雑なドメインとなりつつあります。 設定や過去の予約状況を鑑みて、エンドユーザーとして予約できるのか、つまり予約枠が空いてるのかをクイズ形式で出題します。 実際のユースケースを想像していただくことで、複雑な予約枠管理ロジックを持つことを理解してもらい、合わせて内部実装の詳細に関心を持っていただけたら幸いです。
LLMを活用したくなったので過去の類似Issuesを調べてくれる君を作った話
発表者:tontoko
昨今話題になっているLLMについて、興味はあるがそもそもどこから手をつければ良いのか、また具体的にどう活用するかのイメージが付いていない方もいらっしゃると思います。 特段知識があったわけではない自分も何かに活用してみようと思い立ち、出来上がったのがエンジニア向け依頼の過去Issuesを検索してくれる君でした。 本ポスター掲示では、そもそも解決したかった課題とそれを解決するものを組み上げるまでの過程と解説、またLLMを活用した直近の他のアイデアをご紹介します。
ブランドアプリ リジェクト理由ランキング
発表者:marcy731
STORES ブランドアプリ が過去に経験してきたリジェクトをランキング形式で発表するポスター展示となります。
モバイルアプリ開発において、App Store / Google Playの審査通過は避けて通れない課題です。 あるあるなものからちょっとニッチなものまで紹介していきます。
またこのポスター展示では来場者の皆様とリジェクトについてコミュニケーションが取れたら幸いです。 きっとみなさまの開発しているアプリにおかれましても、リジェクトの経験は1つや2つ必ずあるのではと思います。 ぜひみなさまのリジェクト経験もお聞かせいただけたら嬉しいです。
STORES Tech Conf 2024 "New Engineering" で、みなさまとお会いできることを心より楽しみにしています。