
こんにちは! STORES レジ・STORES 予約 の開発をしている iOS / Android エンジニアの @satoryo056 です。
なんとこの度 WWDC に当選しまして、約1週間アメリカに出張してきました!
本記事では、WWDC25 に参加してきた様子を現地の写真を添えながら振り返りたいと思います。
WWDCについて
WWDC (Worldwide Developers Conference) は、Apple が毎年開催する開発者向けのカンファレンスです。
今年は現地時間6月9〜13日(日本時間6月10〜14日)にオフライン・オンラインのハイブリッドで開催され、新 OS やそのアップデート内容、新しい開発ツールの紹介などが行われました。
ここでオフライン(現地参加)のスケジュールを紹介します。
日付 | 時間 | 内容 | 開催場所 |
---|---|---|---|
[Day 0] 6月8日 | 15:00 | ・Early Check-in ・Welcome Reception |
Apple Infinite Loop |
[Day 1] 6月9日 | 7:00 | ・Attendees Check-in | Apple Visitor Center |
10:00 | ・Keynote(基調講演) | Apple Park | |
12:00 | ・Lunch ・Download stations open |
Apple Park | |
13:00 | ・Platforms State of the Union | Apple Park | |
14:00 | ・In-person labs | Apple Park Caffè Macs | |
16:00 | ・Reception | Apple Park Inner Ring | |
[Day 2] 6月10日 | 10:00, 13:00, 16:00 | ・Developer Activities | Apple Developer Center |
Day 0
先ほど WWDC25 の開催期間は6月9〜13日と書きましたが、開催日の前日にアーリーチェックインができるとのことで Infinite Loop に行ってきました!
15:00からチェックインできるのですが、会場の入り口についたときにはすでにめちゃくちゃ並んでいて念入りなセキュリティチェックもあったので会場に入るのに1時間弱くらいかかりました。
チェックインが完了すると、WWDC のパスとノベルティをいただきました!かっこいい!
会場に入ると、ご飯や飲み物がたくさんあって現地参加の方や、2025 Apple Design Award のファイナリストの方と交流する場が設けられていました。
STORES からは私1人だけ参加したこともあり、同じく日本から参加された方たちとたくさん交流しました!
Infinite Loop でのイベントが終わった後は、日本の現地参加のみんなで Infinite Loop 近くのお店で懇親しました!
Day 1
チェックイン〜 Apple Park 入場
WWDC25 の当日は朝7:30ごろに現地で知り合った友達と Apple Visitor Center で待ち合わせて、チェックインに向かいました。
7:00から受付開始でしたが、すでにこんなに並んでいました!みんな早起き...!
Keynote が行われる Apple Park に向かい途中でセキュリティチェックがありました。
Day 0 でもそうだったのですが、バッグに入っているPCやタブレット、モバイルバッテリーなどは全部外に出し、バッグの中身を隅々までチェックされます。その後、セキュリティゲートを通過します。ゲートで引っかかるとさらに体の周りまでチェックされるため正直、空港の手荷物検査よりも大変でした(笑)
セキュリティチェックを突破すると、いよいよ Apple Park が見えてきました!
会場の様子がこちらです!運良く屋根のある先頭グループの席に座ることができました。
ちなみに LINEヤフー の皆さんは朝5〜6:00ごろに並んでいたようで会場のほぼ先頭に座っていました...!(同じホテルだったので一緒に行こうか迷ったのですが時差ぼけもあり諦めました)

Keynote が始まる前には朝ごはんのサービスがあったり、建物の中に入ったり Inner Ring を見学しました。
Inner Ring の奥まで行きたかったのですが、この時点では入れる箇所が制限されていたのでまた後で行くことにしました。
道中、STORES レジ の開発チームとビデオチャットを行い現地の様子を映しながら通話しました。
Keynoteスタート!
Keynote はいきなり CEO の Tim Cook と Senior Vice President の Craig Federighi が登場!
ここでのトークはアーカイブに残らないので現地参加組の激レアイベントでした。


いよいよ本編に入り、Claig がF1レーサーになって Apple Park の屋上を走るところからスタート!その後 OS 26 や Liquid Glass が発表されると会場は盛り上がりました。

その後各OSのアップデート内容を聞いていたのですが、私が座っていた右端の席は太陽が屋根に遮られないところだったのでめちゃくちゃ暑かったです...

ランチ
Keynote 終了後、90分ランチの時間がありました。建物の中でいろんなジャンルの食事を提供してくれていて、どれも美味しそうでした。
残り時間は建物の2F・3Fにあがり、Inner Ring の中庭の様子を見学しました。

Platforms State of the Union
Platforms State of the Union では Keynote の内容を踏まえつつ、開発者向けにアップデート内容の詳細や実装方法、開発ツールの使い方などが紹介されました。
In-person Labs
現地参加の醍醐味の1つに In-person Labs があります。ここでは20個以上のラボ(ジャンル)ごとに Apple のエンジニアやデザイナーと直接話をすることができ、プロダクトのフィードバックや開発のアドバイスをもらうことができます。
In-person Labs のラボのうち、Design・Accessibility Design・App Store のラボは事前抽選になっており、私は運良く Design のラボに当選したので STORES レジ の UI・UX について Apple のデザイナーに質問してきました。
STORES レジ は iPadOS で提供するアプリですが日本にしか提供していないため、できるだけ英訳したバージョンを用意し軽く説明を交えながらアプリを触ってもらい、iPadOS 26 のアップデートや Apple の提供する API の思想を踏まえながらフィードバックをいただきました。
私は正直、英語がそこまで得意ではないのですが、テーブルに紙とペンが用意されており「こうしたほうがいいよ」とイメージを紙に描いてもらいながら説明してもらったのでめちゃくちゃ分かりやすかったです!
絵は言語を超えると実感した瞬間でした...!
その後、Swift・SwiftUI のラボに向かい、事前に STORES 内で募集したものを中心にいくつか Apple のエンジニアに質問しました。
正直 Design ラボほどの収穫はなかったのですが「バグレポートを出してもらったら優先して見るよ」とか「社内フィードバックはしておくよ」と答えてもらったので、なんとか Apple のエンジニアに温度感が伝わったのかなと思っています。
Reception
In-person Labs が終わった後は、Apple Park Inner Ring の入れる箇所の制限が全て解放されたので、Keynote の中でも出てきた Rainbow や音響や波を起こす機械が入った池に足を運びました。
また、ランチの時間からオープンしていた Download Station で iPadOS 26 の Beta 版をアップデートしました。
Download Station では Ethernet ケーブルがついており、超高速の通信環境でOSのインストールができました!
会場が暑すぎて途中で iPad が高温注意で操作不能になってしまったのもいい思い出です...(笑)
その後は Day 0 のようにご飯を食べたり飲みながら現地参加者と交流しました!
Day 2
Day 2 の Developer Activities は 10:00, 13:00, 16:00 の3回開催で、私は 16:00 からの回を予約しました。
そのため日中は予定が空いていたため、Apple Visitor Center に向かいました。
Apple Visitor Center でお買い物
お昼ごろに Visitor Center に向かったのですが日中にも関わらず混んでいましたが、建物の中は広く、カフェも併設されていました。


1番の目的だった Visitor Center 限定のグッズ売り場の列も長く、30分くらい並びました。

ついに買い物をする番になりました。
テーブルの上や目の前の棚にあるグッズを見ながら買うものを選びます。


事前に友達に頼まれていたものや自分のお土産を買いました!
たくさん在庫を探してもらった Visitor Center のスタッフさんに感謝です...!
Developer Activities
Apple Developer Center に向かい、チェックインしました。Developer Activities は事前予約制でしたが、後で話を聞いたところ予約していない人も別の列で並んでいて、別会場で参加できるようでした。

Developer Activities は映画館のような場所で行われ、大型スクリーンと最高の音響設備や座席で参加することができました!
Apple で働く日本人の方にお話しを聞いたところ、スクリーンの目の前に立っても全然熱く(暑く)ならないように設計されているとのことでした!すごい。

今回は主に Liquid Glass の説明や実装方法、デザインルールについて Apple のエンジニアやデザイナーが解説してくれました。


この日もご飯や飲み物が用意され、現地参加者と交流しました!
Apple のエンジニアとお話しできるブースがあり、技術的な質問をすることができました。

終わりに
WWDC25 の現地参加について、写真を添えつつ振り返りました。
写真をたくさん撮ったので本当はもっと載せたかった気持ちです...!
振り返った後で「あの写真撮るの忘れた・撮っておけばよかった」と思うこともあって、嬉しい悩みになりました。
最初は STORES から1人参加で現地参加の知り合いも少なかったので正直に不安だったのですが、現地参加の方と友達になって、Keynote や Apple Park を直接見た感動を一緒に共有できてめちゃくちゃ充実していました!交流してくれた皆さんありがとうございました!次は iOSDC など他のイベントでもお会いしましょうー!
そして本記事を読んでいただいて、少しでも現地の雰囲気を追体験してもらえたらとても嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次は「WWDC25に参加してきました!〜観光編〜」でお会いしましょう!